協同組合さわやかグループ

TEL 0778-51-0600 担当・田畑

 

福井の地震と対策 夏期講座で研修
    鯖江断層の連動危機を解明

 

協同組合さわやかグループの夏期講座が、「福井の地震と対策」をテーマに、

8月26日、あわら温泉グランディア芳泉で開かれ 80名が参加した。

講師の岡本拓夫・福井工業高等専門学校教授は、

実際に用いている地震観測機や豊富な観測データなどをもとにした研究結果を発表した。

岡本教授によれば、鯖江市内の断層は

「約8キロにわたって縦断する断層が存在し、約3千年前に活動したことが分かっている」とし、

市内の病院敷地の発掘現場の 写真も示された。

鯖江断層北側の延長線上の福井市西部には、

1948(昭和23)年の福井地震を引きおこした活断層とは別の活断層がある可能性も高い。

現在沈静化している鯖江断層が、この活断層の影響で動くことも危惧される。

活断層による地震が、福井県内には近年発生していない地域に存在する。

この「空白域」は安全地帯とは限らず、地震のエネルギーを蓄積中の地域と考えられる。

教授は「今後さらに研究を進めたい」と抱負を述べた。

地震対策には、枕元にスリッパや履き物を置いたり、テレビや家具などは置かない、出口の確保など、

リストを作って対応して欲しいと日頃から準備が大事と訴えた。

dsc02353

相続税の増税 対策を

川中洋一・川中経営社長があいさつを兼ねて、

最近の税法改正について「相続税の要点」を解説した。

相続税は平成27年1月1日相続開始から、

基礎控除が5,000万円から3,000万円に、

相続人1人当たり1,000万円から600万円に減り、

課税対象者が増えたことなどの留意点を述べた。

配偶者に対する居住用資産の贈与(2千万円控除)や、

住宅資金贈与の特例(1,200万円まで非課税)などの活用を勧めた。

この夏期講座は税理士法人川中経営・第33回かわなか塾と共催。

グランディア芳泉のゆばな会のメンバーが協賛した。

%ef%bc%92%ef%bc%98%ef%bc%8e%ef%bc%98_fig1