情報交換会で活発意見

 新鮮でクリーン  人工透析にも貢献

  水栽培野菜 タイヨー電子

マイナンバー制度 28年から利用開始

炭素繊維 コンクリートに活用工夫

  2月20日「越前生そばながと」で、会員17名が参加して情報交換会を開いた。

さわやか情報交換会

 はじめに竹内紀昭会長が、最近の貿易収支の動向や経済の見通しについて述べたあと、会員同士が業界の動向や自社の開発の様子などを話し合った。

 タイヨー電子(鯖江市平井町)の松村良章・開発営業課長は、自社開発した「水耕野菜」について、栽培室がクリーンで病害虫やウイルスの心配がないと説明した。

  製品は洗わずにすぐ食べられる。

カリュム含有量を75%以上カットした野菜も提供、人工透析をうけている人など食生活改善に役立っている。

 みずみずしい野菜を手にして、「露地栽培とどこが違うのか」など熱心な質疑が交わされた。 同社では設備の販売も行う。既存の建物を活用すれば8百万円程度で設備できる。

   マイナンバー制度 28年から利用開始

 川中清司顧問がマイナンバー制度について、今年10月から通知され、平成28年1月から社会保障や税を対象に利用されるなど内容を解説した。

 今後は年金や生活保護、確定申告、自動車の運転免許証番号や健康保険証にも使われ、預金にも番号の利用が予想される。「新聞では国民の7割が知らないというが、どうなるのか」との質問があった。同グループでは近くマイナンバー研修会を開く。

        炭素繊維 コンクリートに活用工夫

  岡野コンクリートの田中慎悟社長は、建設業界などの現状について話し、「将来は老朽設備の更新に炭素繊維の活用できないか取り組む」との抱負を述べた。「鉄筋の代わりに炭素繊維の利用は可能か」などの熱心な質疑が交わされた。

27年2月20日・さわやかグループ情報交換会

  マイナンバー制発足 個人番号カード、保険証厚生労働省は1月19日、社会保障と税の情報を一元的に管理するマイナンバー制度で国民に配布される個人番号カードに、健康保険証と同じ役割を持たせる方針を固めた。
マイナンバー制度は、社会保険料の納付や納税情報などの高率的な管理が狙い。13年に関連法が成立。各自に割り振られる12桁の番号が15年10月に通知し、16年1月から希望者に個人番号カードの交付が始まる。
公的年金や雇用保険の失業手当を受取る際の資格確認や生活保護の不正受給の防止に活用。

 新幹線前倒し敦賀開業は3年 決定政府・与党の検討委員会は1月14日の会議で、北陸新幹線の金沢-敦賀の開業を現行の2026年春ごろから3年早めることを決めた。金沢-福井につてはさらに2年程度の    前倒しを目指す。東京五輪が開かれる20年度を目標にとの声も聞かれる。

    北陸3年、北海道5年の前倒しで5400億円程度を確保する必要がある。稲田朋美政調会長は「敦賀」までの3年前倒しの財源、技術上の見通しが立った」と述べた。

 新福井の炭素繊維 世界飛ぶ  福井県の企業(染色加工のミツヤ・福井市山室町・繊維資材製造のSHINDO・あわら市)が開発を進めた炭素繊維複合材(CFRP)の航空エンジン部品が、欧州航空機の大手エアバス社の新型機に採用された。
既に2千台以上を受注している。本県企業の事業規模は数千億円とみられる。