- 29.11.11 -

さわやかニュース
協同組合さわやかグループ
TEL 0778-51-0600 担当・田畑

 秋の経営労務セミナー開く
      安心して働ける環境整備学ぶ
経営労務セミナーが11月10日嚮陽会館で開かれた。園幸雄理事長が自社の労働環境の実話を交えながらあいさつ。「女性の職場なので、仕事が終わっても話がはずんで帰らない社員も多かったが、「蛍の光」のバックグランドミュージックを流したら、切り上げが良くなった」などユーモアー溢れる話に空気が和んだ。

長い福井の労働時間                                                             

  働き方改革の進め方について、福井労働局
雇用環境・均等室の高柳純子(改善・均等推進
監理官)が講演した。高柳氏は相談官を勤めた
経験から、実話も交えて理解が深まった。

 

月80時間超えで疾病

 週間の労働時間が60時間以上の従業者の割合は、全国的に低下の傾向にある。福井県では直近の平成24年で9.4%で、全国平均の8.8%を上回っている。
月間の労働時間が80時間を超えると、生活が不規則となり疾病を起こす危険性が高まる。現在、13人に1人の割合で「過労死ライン」を超える長時間労働をしている。今後、監督署では調査に入る計画を立てている。政府は2020年に5%以下とする目標を掲げている。

          年間労働時間の比較 (時間)

年 度 24 25 26 27 28
全 国
福井県
2,030
2,036
2,018
2,039
2,021
2,069
2,026
2,059
2,024
2,034

     福井県の労働時間は全国に比べ長い

働き方改革の具体的目標

政府は働き方改革をめざして、長時間労働の是正や女性・若者が活躍しやすい環境整備や、非正規雇用の処遇改善や賃金引き上げと労働生産性向上を掲げている。働く人口が減少する中で、高齢者の就業促進や外国人労働者の受け入れをはかり、環境の整備をめざす。

事業承継のあり方  福信経営サポート 解説


  続いて福井信用金庫の経営サポート課長で中小企業診断士の田中孝裕弘氏と、同課長代理の田畑節氏が事業承継のあり方について解説した。